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小児矯正を始めるタイミングと年齢別治療

小児矯正のスタートはいつがいい?

小児矯正は、小学校3年生の夏(8歳半)までに治療を開始するのが理想的とされています。この時期は、あごの骨がやわらかく、成長の力を活かすことができるため、よりスムーズに歯並びやかみ合わせを整えやすくなります。
小学校1〜3年生(6〜8歳半ごろ)までの時期は、成長の力を活かした矯正治療が行える大切な時期ですので、お子さまの歯並びかみ合わせが気になる場合は、できるだけ早めにご相談いただくことをおすすめします。
保護者の方が「歯がそろってきたかな」と感じて受診されたときには、すでに治療を始めるのに最適なタイミングを過ぎてしまっているというケースも少なくありません。
とくに上顎の成長は9〜10歳ごろにピークを迎えるため、小学生になったタイミングで一度、歯科医院のチェックを受けておくようにしましょう。
お子さまの歯並びについて「少し気になる」「そろそろ見てもらった方がいいかも」と感じたら、お気軽にご相談ください。

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一期治療の重要性

歯の生えかわりがあるお子さまの矯正治療には、「一期治療」と「二期治療」の2段階があります。
一期治療は、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」に行う小児矯正で、5歳〜8歳半くらいまでが対象になります。この時期は、顎の骨が成長する力を活かして、歯がきれいに並ぶためのスペースを自然につくることができます。上あごを無理のない力でゆるやかに広げることで、将来的な歯のガタつきやかみ合わせのズレを防ぐことにもつながります。
一方、永久歯がすべて生えそろってから行う「二期治療」は、乱れた位置に生えている歯を1本ずつ動かして整える治療になります。二期治療は、大人の矯正と同じ方法で行います。
当院では、お子さまの成長の力を活かせる一期治療を非常に大切にしています。
8歳半までに一期治療を始められれば、健康な歯を抜かずに済む可能性が高く、お子さまの身体にかかる負担も最小限に抑えられます。さらに、お子さまのお口の状態によっては、一期治療だけで矯正が完了するケースもあります。
歯並びやかみ合わせに少しでも気になることがあれば、できるだけ早めにご相談ください。最適な時期を逃さずに治療を始めることが、お子さまの将来のきれいな歯並びとお口の健康につながります。

早く始めることのメリット

矯正治療は大人になってからでも始めることができますが、子どものうちにスタートする矯正にはさまざまなメリットがあります。
成長の力を治療に活かすことができる時期に治療を行うことで、より効率的に、根本から歯並びを整えることが可能になります。

MERIT01.
顎の成長を促しやすい

子どもの顎はまだ成長の途中にあるため、その力を活かして自然に顎を広げることができます。歯がきれいに並ぶためのスペースが確保しやすく、将来的な歯列の乱れかみ合わせのズレを予防することにもつながります。
とくに上顎の成長は10歳前後を過ぎると徐々に落ち着いてくるため、8歳半までに治療を開始することが大切です。

MERIT02.
歯が動きやすく、痛みも少ない

成長期の骨はやわらかいため、小さな力で歯を動かすことができます。
そのため痛み違和感も少なく、お子さまの身体への負担も軽減されます。

MERIT03.
抜歯のリスクが抑えられる

矯正のためのスペースが足りない場合には歯を抜く必要がありますが、顎の成長を利用して歯がきちんと並ぶスペースを確保できれば、抜歯をせずに済む可能性が高まります。将来大人になってから矯正を行う場合も、抜歯のリスクを減らせるというメリットがあります。

MERIT04.
装置に慣れやすく、順応しやすい

お子さまは大人に比べて適応能力が高く、新しい習慣装置にもスムーズに慣れる傾向があります。矯正装置への違和感も少なく、日常の一部として自然に受け入れてくれるお子さまが多いです。

MERIT05.
治療期間が短く、費用も抑えやすい

個人差はありますが、歯の移動が大人よりもスムーズに進むことで治療期間が短く済む場合があります。それにともない、通院回数トータルの治療費も抑えられる可能性があります。

年齢別に見る矯正治療の内容と特徴

お子さまの成長に合わせた最適なタイミングで、負担の少ない矯正を

お子さまの矯正治療は、大人の矯正とは異なり、「顎の成長」をコントロールできる限られた時期があるため、そのタイミングを逃さずに始めることがとても大切です。当院では、特に8歳半までの矯正相談を推奨しております。
ここでは、成長段階ごとにどのような治療が行われるか、わかりやすくご紹介いたします。

3~5歳頃(乳歯列期)

この時期は、まだ全てが乳歯のため本格的な矯正装置は使用せず、お口の中の状態や生活習慣を確認し、必要があれば指しゃぶり・口呼吸・舌癖などを改善するための簡単な指導を行います。
ただし、明らかに顎の成長に問題がある場合や、将来的に歯並びに悪影響を及ぼす可能性がある場合には、早めのトレーニング指導をスタートすることもあります。

6~8歳頃(混合歯列期・前半)

マイオブレースによる予防矯正を始めるベストな時期です。
この時期は、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」であり、顎の成長にアプローチできる数少ないタイミングです。特に8歳半まで にスタートすることで、骨の成長を利用して歯列や噛み合わせを整えやすく、将来的な抜歯やワイヤー矯正を回避できる可能性が高くなります。
当院ではこの時期に、お子さまの悪い癖(口呼吸・舌癖・姿勢など)を改善し、健やかな顎の発育を促す「マイオブレース矯正」を積極的に行っています。
マウスピースの装着と専用トレーニングを組み合わせた治療で、お子さま自身の力で健康的な歯並びを育てていくことを目指します。

マイオブレース

9~11歳頃(混合歯列期・後半)

この時期になると、永久歯が多く生え揃ってきます。マイオブレースによる第一期治療を行っていた場合は、定期的なチェックを行いながら、経過観察を続けます。
必要がある場合には、永久歯の生え方や噛み合わせの状態をふまえて、第二期治療への移行を検討していきます。

12歳以降(永久歯列期)

すべての歯が永久歯に生え変わるこの時期では、より細かい歯並びの調整や仕上げが必要になることがあります。
当院では、デジタル技術を活用したシュアスマイル矯正を導入し、3Dシミュレーションに基づいた精密な矯正計画により、より自然で美しい歯並びを実現するサポートを行っています。
マイオブレースで土台を整えたうえで、必要に応じてシュアスマイルを組み合わせることで、負担を抑えながら理想の歯並びを目指すことができます。

シュアスマイル

矯正治療は「いつ始めるか」がとても重要です。

特に8歳半までにご相談いただくことで、マイオブレースによる自然な矯正治療を選択できる可能性が高まり、将来の負担を大きく減らすことができます。
気になる癖や歯並びの乱れがあれば、まずは早めのチェックをおすすめいたします。
お子さまの将来の健康な口元づくりのために、ぜひご相談ください。

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いつ相談すればいい?

小児矯正は「始める時期」がとても重要です。
お子さまの歯並びや噛み合わせ、そして口呼吸や舌癖などの“お口の癖”に気づいたとき、「もう少し様子を見ようかな」と思われる保護者の方も多くいらっしゃいます。
しかし、実はお子さまの成長発育に合わせた最適な治療を行うには、タイミングが非常に大切です。
特に、当院では8歳半までに矯正相談を受けていただくことをおすすめしています。

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成長を利用できる時期は限られています

小児矯正では、顎の骨の柔らかさや成長の勢いを活かして、自然に近いかたちで歯並びや噛み合わせを整えることが可能です。
とくに、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」(6〜8歳ごろ)は、悪い癖の改善や顎の成長促進に適しており、マイオブレース矯正をスタートする最も効果的な時期です。
この時期を逃してしまうと、顎の成長が止まりはじめ、装置だけでは改善が難しくなることもあるため、早めの対応が重要になります。

「気になる」があれば、まずご相談ください

以下のようなサインが見られたら、一度ご相談されることをおすすめします。

  • お口がいつも開いている(口呼吸)
  • 発音が不明瞭(舌が前に出る)
  • 指しゃぶりや唇を噛む癖がある
  • 食べるときに左右どちらかでしか噛まない
  • 顎が小さい、歯が並びきらない
  • 永久歯が変な位置から生えてきた

これらの症状が見られる場合、すでにお口の筋機能に問題が生じている可能性があります。
症状が軽いうちに適切なアプローチを行うことで、より自然で負担の少ない矯正治療につながります。
さらに詳しい内容は、こちらのページをご覧ください。

子どもの歯並びと癖について詳しく見る